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昇る月


(数日頬を腫らしていた理由。友人の行動に感謝しつつ。リンクを貼らせていただきました)
>>【寅靖氏サイド】拳に宿るは、声無き咆哮


◆◆◆

放課後の依頼の相談を終え、連夜通うのは工場現場跡のゴーストタウン。
広くて入り組んだその場所を目的も定めずに歩く。

どれほど歩いたろうか。

何処も似たように思える、とある一角で足を止めた。
今宵はまだ、思念と刃を交わしたのも数えられるほど。
なのに頭も身体も酷く重く思えて、放置され錆びた鉄材の上へと腰を下ろした。


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| 日記&SS | 16:33 | comments(0) | - | |
真昼の月


(現在の気持ち&生活。真っ暗です。苦手な方はまわれ右をお願い致します)

卒業と受験と就職と
高校3年のこの時期になれば学校に行っても何をすると言うわけでもない
それでも真面目に通ってはいたのだけれど

ここ数日は―…


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| 日記&SS | 23:51 | - | - | |
エアメイルとラベンダー


「…、で……。んと…」

シャープペンを顎にあてて考え込む。
深夜もすぎ、家の周囲からは波音だけが聞こえてくる。別室で人の動く気配も感じられず、聖雪と朔が眠りに落ちたのだろうことがわかった。

真っ暗な部屋の中でひとつだけついた明かりが机の上を照らし出す。そこには重ねて広げられた教科書と参考書、購入した何冊かの問題集やノート。自分で決めた今日のノルマを終えるまではあと少し。それなのに公式に当てはめた数字達は展開すれば展開するほど収集がつかなくなっていく。小さくため息をついた。

戦争の日は近い。けれどもその先にはクリスマスと試験が待っている。受験生でなりたいもののある身としては、成績を落とすわけにはいかない。
自分が無事に、クリスマスを、試験を、これから先の未来を迎えられるかという疑問は今は置いておく。…考えても仕方のないことだ。

「…そうだ、確か…、ノート…」

先日の授業で似たような問題を解いたはずという記憶を頼りに視線をめぐらす。ベッドの上に置かれた鞄を見つけ、そのノートを取るべく立ち上がってベッドへと向かった。



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| 日記&SS | 22:22 | comments(0) | - | |
切欠のカケラ


例えばそれは

大晦日の鐘を数えて迎える新年のように
待ちわびた誕生日の朝の目覚めのように
大事な試合に負けてしまった翌日のように
失恋した女の子が髪を切るように

昨日と今日で変わりたいと想う―ありふれた日常の小さな切欠



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| 日記&SS | 11:20 | comments(0) | - | |
兎とジャムとアップルパイ


(さりげないお言葉が嬉しかったので…。ありがとうございました。問題あれば速攻削除いたします)

朽ちて崩れかけたショッピングモールを抜けて外に出た。

闇の深い場所から開放されて見上げた空は、冷えた空気に比例して多くの星が見える。解けた緊張に大きく吐きだした息は、薄く白く浮き上がった。
身体を包みこむのは既に冬の空気だ。ふるりと肩が震えた。

夜も更けて、言葉を交わしたあとに皆に別れを告げて自宅へと向かうべく駅へと足を向けた。その背後から、名を呼ぶ声と軽い足音が追いかけてくるのに気づき足を止めて振り返る。
そこで手渡されたのはいくつかの詠唱兵器と…、いくつかの林檎。

「…依頼もありますけど、ちゃんとユックリ休んでくださいねぇ?」

差し出された林檎に瞳を瞬く。
重く感じる身体に、いつから気づかれていたのだろうか。
はい、と手渡されて今は手の上にある林檎達は、ショッピングモールを共に駆け抜けてきたのかと思えば、小さく笑いに肩が揺れた。
声の主がどうしたのかと怪訝そうに首をかしげるのに、なんでもないと首を振る。
それよりも。
間延びした声と向けられる視線に滲む気遣いに、甘い林檎の香りとあいまって胸の奥がくすぐったい。

「…ありがとう、な?」

くすぐったさに浮かぶ笑みのまま礼を告げて、自宅へ向かった。
胸の内は暖かくても、いつもより重い足取りも時折震える身体も休むべき前兆なのだと自分でもわかった。



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| 日記&SS | 22:10 | comments(2) | - | |
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